仮詞ってどういうものなの?

初めての仮詞

私が仮詞という存在を知ったのはもうかなり前の話です。

とあるところから「書いてみて」と渡された曲はすでに歌詞が入っているものでした。(その当時はコレを仮詞と呼ぶんだという知識も認識もありませんでした)

でも、「入ってる歌詞は無視していいから」って言われてちょっとびっくりしつつ書いたのが一番最初でした。でも、そんなの初めてだったし、どうしてもその詞に引きずられてしまいそうになっちゃったり・・・また、もし、万が一、私のが採用されたら、この詞を書いた人はどう思うだろう?って考えてしまったり・・・

でもでも、結局は書いたの全部ボツだったので、そんな心配は要らなかったのです(苦笑)

今みたいに音源をダウンロードする環境があればよかったのですが、当時、仕事(作詞以外)が休めなくなり、プレゼンに出向く(当時はネット環境等がそれほど無かったので、会いに行かないとダメで)事が出来なくなって、それきりになってしまいました。

 

仮詞はどうして必要なの?

現在、仮詞のついた曲を求められるのは、オーダーしてくれる製作の方やアーチストが曲の雰囲気をより深く感じたいからだと思います。そうかそうか、じゃ頑張るよ~って思っちゃいます♪

だから、仮詞を書くのは好きだし楽しいし、少しでも作曲者さんの気に入ってもらえるものを書きたいし、クライアントにより楽曲が届くよう全力投球しちゃういます。

仮詞は採用されるの?

あくまでも曲の雰囲気を伝える為の仮の作詞なので、それが採用される事はないと基本的には思っているのです。

あ!でもでも、最近コラボでの採用も増えていると聞きます。万が一もあるかも~って甘い期待がまるっきりないって言ったら嘘になっちゃいますけどね(笑)過度の期待は禁物です♪

 

仮詞を書く時にもらう曲はいろいろ

頼まれたりコンペだったりで仮詞を書く時、もらう曲は様々です。シンセメロだったり、デタラメ英語だったり、ららら・・・だったり、仮詞を書くけど別の仮詞が入っていたり。どれが書きやすいかって言ったら・・・ん~今は何でも大丈夫♪譜面があったらもっと嬉しいですね。提出する時に、音のハメ方を確認したり書く事が出来るので♪

仮詞を作詞家も歌う時代が来るの?

最近は書いた作詞を作詞家のほうで歌って提出して欲しい(仮歌の仮歌みたいな状態)との依頼もあるみたいで、全部そうなったら困るなぁ~・・・とドキドキものです。環境的にも声的にも苦手部門なんですよね(苦笑)

 

仮詞のちょっとしたこぼれ話

ある作詞家さんが仮詞入りの曲に作詞する事になった時、「作詞家に渡す時に仮詞のまま渡すなんて怠慢じゃない?」と意見した人がいたそうです。

それを聞いて、そっか、クライアント側が仮詞で曲のイメージを掴んで曲を選んだとして、それを新たに別の作詞家に発注する時に、それを外して「ららら・・」とかにしてもらえたら一番いいのかも・・・って思いました。でも、時間に余裕が無いだろうし、難しいだろうなぁ~とも思いますが・・。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました